卍氏は「競馬裁判」でなった会社員ですが、どのように1憶5000万円を稼いだのか調査しました。

卍氏の天才的馬券購入法 | 買い目や配当額とは?

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「競馬裁判」で有名になった卍氏とは?

ハズレ馬券を経費にできるかを巡る裁判はニュースや新聞でも大きく報じられてきました。
長年、ハズレ馬券を考慮せず払戻金から的中馬券の購入費用のみを経費で差し引いた金額を一時所得として計上しないといけない理不尽な制度が撤廃される立役者になった人物が元会社員の卍氏です。

 

馬券裁判の要点をまとめると、卍氏は年間10億円以上の競馬投資を行っていて、2012年に単純無申告の罪で刑事裁判にかけられたことが始まりです。

 

まず、競馬で数億円の申告漏れということにインパクトがあり、さらに訴えられた人物がごく普通の会社員だったことで大きな注目を集めました。
裁判にかけられた時点で卍氏は一躍有名になりました。

 

この話には続きがあって、競馬で利益を上げていたのは事実ですが、大阪国税局の求めた追徴課税があまりにも理不尽な内容で結果的に最高裁まで争われることになります。

 

結果的にコンピューターによる自動売買で行った馬券購入はハズレ馬券と認める判決を勝ち取り、競馬業界の常識を覆した伝説の人物です。

 

今注目の競馬裁判とは

 

裁判の結果

卍氏は2007年~2009年にかけて28億7,000万円の馬券を購入し、受け取った配当金は30億1,000万円を超えて約1億5,000万円の利益をあげていました。

 

しかし、大阪地検の訴えでは、経費として認めるのは的中馬券の購入費用のみで、約5億7,000万円の追徴課税を求めました。

 

どう考えても常識はずれの主張で、卍氏は実際に得た利益(馬券購入費用総額と受け取った配当金の差額)に対しての追徴課税を認める一方で大阪地検の主張は違法だとして無実を訴えます。
最高裁まで発展した馬券裁判は、1審からハズレ馬券を経費として認める卍氏の主張を認める判決が出ました。
最高裁まで発展しましたが判決が大きく覆ることなく、ハズレ馬券を経費として認めて、追徴課税額を大幅に減額する結果になりました。

判決のイメージ

 

確定申告をしていなかった点については、必要性を認識していたことから執行猶予付きの有罪判決となりましたが、1番の焦点になっていたハズレ馬券を経費として認める判決を勝ち取って卍氏本人も喜びと感謝のコメントを残しています。
裁判の詳細についてはコチラのページで紹介しています。

 

 

卍氏が証明したのはハズレ馬券の経費計上だけではない

注目を集めた焦点はハズレ馬券を経費にできるかですが、会社員でも競馬で数億円単位の大きな利益を出せることを証明したことになります。
卍氏の裁判が始まってから競馬のコンピューター予想は一気に普及して競馬情報会社でも積極的に導入を進められるようになります。

 

それまで競馬で趣味の域を超えて稼ぐには、豊富な経験と知識を身に付ける必要があり相応の努力や手間暇、センスを求められていました。そこにプロ集団ではなく、一般の会社員がコンピューター予想のみで利益を出した実績は業界に激震を与えました。

 

競馬で負け続けてきた人に希望の光を与え、競馬に全く興味のない中で投資として競馬をはじめる方が増えるキッカケになりました。

 

 

いち早くコンピューター予想に目をつけた卍氏の天才的馬券購入法

今でこそ、人工知能(AI)の注目が話題になっていて、競馬のコンピューター予想や株式投資でアルゴリズムを活用した自動売買などが普及しましたが、卍氏は2005年ごろからコンピューターによる自動購入ソフトを使って競馬投資をしていました。
2005年当時はコンピューター予想はCD-ROM版の有料ツールが出回っていたものの、プロが作ったプログラムでも大儲けできるものはありませんでした。

 

競馬予想には、データだけではなく、パドックや追い切りによる馬の調子や、相手との相性、当日の馬場状態も含めた適性など様々な要素があります。
コンピューター予想の場合は、重要な馬の調子などを取り入れることは困難で、プロの馬券師が長年の経験と勝負勘によって予想した買い目に比べて精度が落ちて利益を出すのは難しい見解が一般的でした。

 

卍氏の収益を見ると、回収率はおよそ105%程度で決して大きなパフォーマンスではありません。
しかし、過去10年以上のデータによって長期的に高確率で100%以上の回収をできるロジックを完成させて、そこに惜しみなく投資を行い複利運用で資産を増やしたことで大成功を収めます。

 

最終的には全てのレースに数百万円の投資を行うようになって、競馬に絶対はないという格言がある中で、成功したことはプログラミング能力も去ることながら度胸も兼ね備えていた勝負師だと表現できます。

 

現在は競馬予想でコンピューター予想ソフトや分析ツールを使うことは当たり前になって、JRAの公式サービスでも月額2千円程度でJRA公式データを活用した100以上の予想ソフトが使い放題になるTARGETというサービスも用意されています。

 

ただし、コンピューター予想は購入点数が大きくなるデメリットもあり、株式や為替(FX)に比べてプロがコンピューター(アルゴリズム)を使って自動購入に依存した投資を行う普及率は低いです。

情報イメージ画像

 

今後はAI(人工知能)によって、さらに精度が上がり、人の目で予想する要素がなくなっていく可能性もありますが、現時点で高い回収率を出すためには人の目や経験による予想や、業界関係者から仕入れる裏情報の必要性が高いです。